Before (改善前)
放電加工によって上図のような精密加工品を加工する際、加工面にラップ仕上げが要求される場合があります。この時、製品のコーナーエッジは超音波を用いて磨きますが、超音波による磨きが原因となり製品のエッヂ部がダレてしまうことがあります。エッヂ部がダレてしまった場合、再び放電加工による補正を行うか新しく作り替える必要があります。再放電加工による補正を行うことで加工時間は伸びてしまいますし、新しく作り替える必要がある場合は大幅にコストアップしてしまいます。
V
After (改善後)
精密加工品に対してシャープエッジの箇所にRを持たせることができれば、品質不良によるコストアップを防ぐことができます。シャープエッジの箇所にRが入るので、超音波による磨きの難易度が下がり形状不良の発生を防ぐことができます。そのため、再放電加工による補正や作り直しをなくすことができコストダウンにつながります。